竹中ギー太の忍法帖

ノンポリギター弾きの日々異常無し日記

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イングヴェイ・マルムスティーン 愉快な性格の超絶ギタリスト

初めて聞いた作品は「トリロジー」です。

 

 


Trilogy Suite Op. 5 - Yngwie Malmsteen

 

レンタルで手に入れたのですが、アルバムの完成度が高く当時は愛聴していました。

 


トリロジー

 

 

インギーさんはスウェーデンの裕福な家(本当に貴族なんですか?w)で育ったものの、粗暴な性格で不登校気味だったそうです。

クラシックギターは長続きしなかったんですが、ジミ・ヘンドリックスとリッチー・ブラックモアを聴きエレクトリックギターの練習に励んだそうです。

15歳の時、学校の廊下をバイクで走ったため退学になり、地下室にこもってギターを弾き続けていたそうです。

 

 

20歳の時にグラハム・ボネットのアルカトラスに加入しあの演奏なわけですから、相当な練習量をこなしていたと思われます。

 

 


Alcatrazz (Yngwie Malmsteen) - Hiroshima Mon Amour

 

 

21歳でライジングフォースを結成。

その後は常にリーダーとして数多くのアルバムを世に出しました。

 

 

まず、ギター演奏がスタイリッシュで高レベルなため、どのアルバムも聴きごたえがあります。

彼以前のハードロックギタリストのほとんどに好不調の波があるのとは違い、アルバム制作が気楽に思えました。

それこそが彼のオールマイティな才能のなせる業だったのです。

 

悪く言う人も多いインギーの音楽性ですが、彼以前のロックギタリストと比べてみれば格の違いも分かると言う者です。

 

 

私の個人的イメージでは、ラリー・カールトンのヘヴィ・メタル版という感じで、彼の登場以前と以後ではジャンルの質自体が変化したと考えます。

 

 

ジャンルとはHR/HMと呼ばれるもので(正式にはどうだか知りません)、ジミヘンやクリームから始まり、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルで一度最高潮を迎えます。

次の世代として、ヴァンヘイレンやTOTO、ジャーニーがあり、ヘヴィーメタルムーブメントの本命としてスウェーデン人のイングヴェイ・マルムスティーンが現れたと記憶します。

 

 

ヘヴィーメタルムーブメントを引っ張っていたのは、リッチー・ブラックモアにクビにされたまたはそりが合わなかった人たちが多く、グラハム・ボネットも良く知らないのですがレインボーを追い出されたっぽい人です。

 

 

イングヴェイは光速のギタリストの異名を取り、漫画「バスタード」に登場した騎士イングヴェイも光速の剣の使い手でした。

このマンガの登場人物の多くはヘヴィメタ系のパクリ名です。

 

 

初めてイングヴェイのビデオを見たときは、なんという麗しいルックスだろう、まさかランディー・ローズのような悲劇のギタリストになるのでは?

なーんて思ったりもしたんですがw

近いようなこと(自動車事故)もあったんですが、何が起こってもコミカルな結果になるタイプの人のようです。

 

 

彼は生まれながらのコメディアンの才能も持ち合わせていたのです。

天は二物を与えた。

デビューから35年経った今でも熱狂的なファンを大勢持つ理由、それは、

 

 

身近に感じられる卑屈な性格と、飾らない愉快な言動がもたらしたと考えられます。

ギタリストにしておくのはもったいないほどのスター性です。

 

 


Yngwie Malmsteen - Full Shred [Young Guitar]

 

 


ロック・ギター・スコア イングヴェイ・マルムスティーン

 

 

そのギターの腕ですが、彼以前と以後のギター界の変わりようを重要視するべきです。

ロックはもちろん、ジャズもクラシックもギターの奏法が大きく変わりました。

 

 

ピックによるスウィープ奏法はジョージ・ベンソンが多用していたのですが、真似のできない孤高の奏法から、分かりやすく効果的で練習法が確立した高レベルで構造的な手法に進化しました。

この功績はもっと大きく評価されるべきだと思います。

スウィープで2オクターブ・トライアドを光速で弾ききるアイディアはインギー以前では観られなかったものです。

アドリブでトライアドの実用性を最も強くアピールした例と言えます。

 


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スウィープではない光速ピッキングも当時は衝撃的でした。

 

影響力が大きすぎて現在ではそれほど驚異的とは感じられなくなりましたが、インギー登場以前のロックギター界を見れば、その凄さは理解できると思います。

 

 

ジャンル違いの高速ピッカーのジョン・マクラフリンやアル・ディメオラと比べても見劣りしません。

ピッキングのパワーが違うので比べても意味ありませんが。

 

 

同じような音、同じようなアドリブ、同じような曲でも35年に渡ってアピールし続けた才能は驚嘆ものです。

 

 

セブンスサイン発売当時はオリコンチャートでも1位を記録するなど日本で絶大な人気でした。

インギーのファンサービスはコミカルで卑屈に見せるとことが嫌味が無くて良いです。

 

 

 


Yngwie Malmsteen - Seventh Sign

 

 

21世紀に入ってからは、いくらなんでもいつも同じでは多少はうんざりな部分もありますが、音楽レベルが高いのでそれなりには楽しめています。

 

1980年代で最大のギター奏法革命を一人で成し遂げた偉大なギタリストですが、教則画像で見せるコミカルな愛嬌は変わっていません。

 

次はブルースに取り組むらしいんですが、

 

どうせ同じでしょ。

 

 

そうでなくてはイングヴァイ・マルムスティーンの名が廃る。

 

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