竹中ギー太の忍法帖

ノンポリギター弾きの日々異常無し日記

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トライアドは3音のスケール ハーモニックなアドリブの基礎

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このブログでも3回以上にわたり取り上げてきたトライアドまたはトライトニックスケールについてです。

 

すでに主なことは書きつくしましたが、非常に重要な理論ですので一記事にまとめます。

 

 

このブログではスケールとは1音から12音に至る一本の太い幹として扱っています。

そうするとスケールとは非常に論理的に存在していることが分かります。

いままで、スケールと言う範疇に入っていなかった1音や2音のスケールに関しても重要な意味があることが分かりました。

 

 

いま一度、パーカーやロリンズやコルトレーンやエバンスなどジャズの巨人のインプロヴィゼーションを聴いてみてください。

そこには1音や2音のスケール、あるいは命を持った休符が沢山見つけられます。

 

 

ジャズに限りません。

ジェフ・ベックやラリー・カールトン、デビッド・サンボーン、などといったインプロヴァイザーの演奏からも、1音や2音のスケールが聞き取れると思います。

 

メロディ作曲に関してはさらに重要度を増します。

 

 

この理論体系の基本をまとめると次のようになります。

 

C△のサウンド上で

 

1、ド

2、ドソ

3、ドミソ

4、ドレミソ

5、ドレミソラ

6、ドレミソラシ 

7、ドレミファソラシ

8、ドレミファソソ♯ラシ

9、ドレレ♯ミファ♯ソソ♯ラシ

10、ドド♯レレ♯ミファソソ♯ラシ

11、ドド♯レレ♯ミファ♯ソソ♯ララ♯シ 4度進行先のルートを抜く

12、ドド♯レレ♯ミファファ♯ソソ♯ララ♯シ

 

 

この流れは多少人工的な部分があるように見えます。

6音スケールに見慣れない音列がありますが、これはローワーストラクチャーペンタトニックとミドルストラクチャーペンタトニックを合体させたものです。

 

ヘキサト二クス理論は実際は3音スケールの発展なのかもしれません。

 

 

 

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トライアド理論

 

すでに書くべきことは書ききっているので復習の部分が多いです。

 

1、トライアドの種類と練習法

 

3度重ね

C△ ドミソ Cm ドミ♭ソ Cdim ドミ♭ソ♭ Caug ドミソ♯

 

以上を

基本形 135  と表す で

135,153,315,351,513,531  の6パターン

展開形1 ソドミ を ソ1、ド3、ミ5、として同様に

展開形2   ミソド を ミ1、ソ3、ド5、として同様に

 

 すべてのトライアド演奏に共通ですが、2音、4音といった偶数ユニットの練習が実用化への最短ルートです。

(例 ドミ、ミソ、ソド、ドミソド、ミソドミ、ソドミソ、ドミソドソミ

 

 やや可能性を狭める方法ですが、高速で2オクターブ以上を弾ききる方法も使用者は多いようです。

 

Csus4 ドファソ

基本形145と表す

 

145,154,416,451,514,541 の6パターン

 

ドファソ  展開形1  ソドファ 展開形2 ファソド

 

2、インサイドノート上のトライアド

 

C△のインサイドノート上に以下のトライアドが登場します。

 

ドレミファ♯ソラシ

 

C△、D△、Em、F♯dim、G△、Am、Bm

 

この七つのトライアドはすべてC△7上でサウンドします。

 

C△、Amをローワーストラクチャー

G△、Emをミドルストラクチャー

D△、Bm、F♯dimをアッパーストラクチャー

 

と呼び、アッパーストラクチャーは単独ではC△のサウンドは表現できません。

 

Cmのインサイドノートは

 

ドレミ♭ファソラシ♭ または ドレミ♭ファソラシ

 

それぞれ違うトライアドがあります。

 

前者(ドリアン)では、Cm、Dm、E♭△、F△、Gm、Adim、B♭△

後者(JAZZマイナー)では、Cm、Dm、E♭aug、F△、G△、Adim、Bdim

 

分け方はメジャーと同じです。

 

 トライアドの実用化

 

様々な方法がありますが、第一歩は4音ユニット化です。

クロマチックアプローチを一つ使用することでも4音化できます。

 

次の方法はビバップの実用的なリックの元になりますので、全部練習してみてください。

 

C△の3音に順番にアプローチする。

8分音符でも可能ですが、8分のウラと3連で使用すれば生き生きとします。

 

シドミソ、レ♯ミソド、ファ♯ソドミ 逆行 ファ♯ソミド、レ♯ミドソ、シドソミ

 

Cmでも

 

シドミ♭ソ、レミ♭ソド、ファ♯ソドミ♭ 逆行 ファ♯ソミ♭ド、レミ♭ドソ、シドソミ♭

 

直線的でない、または1オクターブを超えることによってさらに可能性が広がります。

アプローチを3音全てに使った例も良く聴きますし、クロマチック以外のアプローチ方法も一般的です。

 

(例 上からスケールアプローチ レドミソ、ファミソド、ラソドミ

 

他の例

3音のうち1音を2度 ドミソ三、ミソドミ、ソドミド 

8分休符使用  ドミ〇ソ、ミソ〇ド、ソド〇ミ

 

他にもたくさんありますので考えてみてください。

 


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3、ドミナント・7thコードに使用可能なトライアド

 

4度進行するドミナント・7thコード上ではインサイドであるリディアン・7thスケールにオルタード・テンションを加えることが出来ます。

これは自由に選べますので、多数のトライアドが可能になります。

 

♭9th、♯9th、♭13th、は自由に使用可能です。

 

C7に対して(F△に進行するとして)

 

C△、Cm、Cdim、Caug、D♭m、D♭dim、D△、Daug、E♭△、E♭dim、Edim、F♯△、F♯dim、F♯aug、Gm、Gdim、G♯△、G♯aug、A△、Am、Adim、A♯aug

 

マイナーコードに4度進行するドミナント7thに関しては限定的ですがナチュラル・テンションの使用が可能になります。

(例 Cmに解決するG7に13度を付加してE△トライアドを使用。

 

4、インサイドノート上のsus4トライアド

 

インサイドノート上でもsus4トライアドの使用は限定的です。

しかし、3度堆積と比べて全く同一の形状の3音が多数使用可能なことに注目してください。

 

 

C△7サウンド上において

Dsus4、Esus4、Gsus4、Asus4

 

Cm7サウンド上において

Csus4、Dsus4、Fsus4、Gsus4

 

4度進行するドミナント7thでは自由にオルタードを加えたsus4トライアドが可能です。

C7(4度進行するドミナント)

 

D♭sus4、Dsus4、E♭sus4、Esus4、Gsus4、A♭sus4、Asus4、

 

が使用可能ですが、ⅡⅤ分解でGm7を得た場合はさらに増えます。

 

7thコードはすべてⅡⅤ分解で5度上のⅡmを得ることが可能です。

ただし、7thコードに対するアボイドノートを含みますので多少の注意は必要となります。

 

 

5、インサイドトライアドの拡張

 

現在はあまり一般的ではない5度の変化も、トライアドと言う強力な音の塊を使用すれば違和感なく使用できる可能性があります。

 

ブルーノートを加えることによって、インサイドの考え方を拡張することが出来ます。

 

C△に対して、♭3、♭5、♭7  全部入れるとE♭m

 

6、アウトサイド・トライアド

 

1個以上のアウトサイドノートを持つトライアドをアウトサイド・トライアドと呼びます。

 

アウトサイドノートを解決することによって色彩豊かなメロディラインの創作が可能になります。

ただし、解決したと言っても一度現れたアウトサイドノートの印象は強く残りますので、イメージを持つことが重要です。

 

アウトサードノートの塊を解決させる場合、解決しなかった音が残ってしまう場合がありますので理論通りの解決が必要です。

 

解決しないアウトサイドとしての使用は、音楽性を保っている場合は可能です。

音楽性は個々のスタイルに準じます。

 

7、インサイドトライアドの結合

 

共通音を持たない二つのトライアドをそれぞれサウンドさせながら結合することを「ヘキサト二クス」と呼びます。

 詳しくは下の記事で

www.tokio.work

 

共通音を持つトライアドの結合も可能です。

 

8、それ以外のトライアドの結合

 

インサイドトライアドとアウトサイドトライアド

 

インサイドの部分を使って解決感を出す場合と、アウトサイドの部分を使ってアウト感を出す場合があります。

この方法論は、独自の理論展開が可能かもしれません。

 

アウトサイドトライアド同士の結合。

 

完全にアウトサイドになります。組み合わせはあまり多くないかもしれません。

 

9、トライトニック・スケール

 

1オクターブ内で3音のスケールの総称です。

 

例えば、ドド♯レ であっても演奏家のイマジネーション次第で構想が広がるかもしれません。

 

 

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まとめ

 

トライアドはアドリブ習得のための基本であり、最も重要な骨格に相当するものだと多くの先駆者が伝えています。

 

音楽のごく初期、ビザンチンやイスラムの宮廷音楽から作曲やアドリブの最重要項目として扱われていたと想像できますし、現代でもその重要性は深まるばかりです。

 

トライアドは単体で色彩を持ちますので、コルトレーンチェンジのように目まぐるしく変わるコードの表現に最も適しています。

それだけでなく、モード曲のような単調になりやすいサウンドに加えることで現代でも通用する音楽に仕上げているのです。

 

トライアドは音域が広いため制約があり、バラエティ豊かな使用は難しいとされた時期もありました。

しかし、優れた音楽家たちは、コルトレーンチェンジやへキサト二クスなどの方法を編み出し、まだまだ可能性は多い分野であると思います。

 

未来ある若い音楽家こそ、トライアドやテトラコードと言った可能性ある分野の開拓に挑戦していただきたいと望むのです。

 

まだ書き足りない部分もありましたが、無茶を書いて逆に可能性を狭めることのない程度にまとめました。

 

最後まで読んでいただいた方にはさらなる飛躍がありますように祈っております。

 

 

 

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