竹中ギー太の忍法帖

ノンポリギター弾きの日々異常無し日記

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ジャズギターが学べるサイト多々ありますが。

今回から数回に渡ってジャズギターのインプロヴィゼーション理論についてのお話になります。

 

 

 

 

1、ジャズギター講座のサイトについての意見

 

 

内容が本質をついているのか疑問ですね。

ブログで集客して一人前になりたかったらギタースクールでと言うのが本音でしょうか。

 

 

特に優れた内容のブログの場合、すでに教則本というものを出版している著者でありますので、補完という意味のものが多いようです。

 

日本人が書いたジャズギターの教則本など10年以上ご無沙汰なのですが、内容は予想できます。

 

相変わらず、アベイラブルノートスケール頼みの理論なんでしょう。

 

 

2、アベイラブルノートスケールは間違いなのか

 

 

この考え方で始めるのは間違ってはいません。

コード理論やメロディ理論に直結するというか、逆にコード理論用の思考法なのです。

 

 

スケール理論ではアベイラブルノートスケールは入り口部分でしか役に立ちません。

楽器練習としてはありですが、次の一歩が踏み出せないのです。

結果として、既存のジャズフレーズの転用やアレンジでしかジャズらしさを出せなくなり、ウエスモンゴメリーそっくりやパットメセニーそっくりが量産されます。

 

 

バークリーなどアメリカのスクールではとっくに無価値と断じられたことが、日本では最新鋭のブログ講座でさえ担がれている次第です。

 

 

 

3、その問題点とは

 

 

 簡単に説明しますと、CイオニアンスケールとDドリアンスケールのどこが違うのか、という疑問に答えられないのです。

 

Cメジャー7thコードとDマイナー7htコードは全く違います。サウンドが裏返っているのです。

 

ところが、CイオニアンスケールとDドリアンスケールは同じです。コードトーンが違うといっても、スケールそのものに関係がありません。違う理論体系を持ってきても誰も納得できないはずです。

 

 

動画などで見るジャズギタリストもダイアトニックスケールをコードトーンに絡めて説明しているようですが、私が見る限り本人も理解できていません。

スケールの説明に他系統の理論を使ってごまかしてはいけないのです。

 

 

CイオニアンとDドリアンに違いはありません。展開系と呼ぶべきです。

 

 

スケール練習をしてみましょう。ドレミファソラシドレミファソラシドと普通は2オクターブプラスαくらいで練習します。

 

ドレミファソラシドは良いとして、2小節目に聞こえる(4拍子が基本なので)レミファソラシドレ、これはなんでしょうか?

サウンドが裏返って聞こえませんか?

 

 

いや聞こえない!これはメジャースケールだという人も一理あります。

Cメジャースケールにコードサウンドなど本来関係ないのです。

 

 

4、基本が違うと思います

 

 

 

 一般的な7音階のスケールは

 

1、メジャースケール

2、メロディックマイナースケール

3、ハーモニックマイナースケール

4、ハーモニックメジャースケール

 

の4つです。

 

それぞれの展開系に名前を付けても区別はできません。

 

区別しているように見せかけているものは、コードトーンにダイアトニックアプローチしているものであって、厳密にはスケールというものとは違います。

 

 

多くのギター講師が混乱しているように見えるのは、自分の中でも区別がついていないというか、正しい理論を知らないからではないかと思います。

 

 

5、正しい理論とは

 

 

 コードやスケールやリズムやメロディやダイナミクスやインプロヴァイズなどの音楽用語を使った場合、それぞれについて単独の意味が確立していることが前提となったものです。

 

 

スケールを説明するためにコードトーンが必要なようでは正しいとは言えません。

 

 

スケールが独り立ちしたうえでコードと一致する、または不一致となる、このような思考法が必要です。

 

 

回り道と感じるかもしれませんが、正当な道順です。

これを全く考慮しない場合、真似から抜け出られません。

 

 

6、真似するのが一番近道と聞いたんだけど

 

 

 真似とか組み合わせでも問題ないのですが、そうなると練習量による競争がすべてという、芸術ならざる状況に追い込まれてしまいます。

 

 

過去の日本のジャズシーンのように有名ミュージシャンに一番そっくりな人がプロとして神輿に担がれ、それに次ぐ人たちが取り巻きを作るような地方ジャズからの脱皮を望みたいと思います。

 

 

有名なお話があります。

 

アメリカの一地方にカウントベイシー楽団が巡業に行ったときに、

演奏終了後、憤懣やるかたないような一人の客がレスターヤングを指さして、

 

「おい!俺はお前よりレスターヤングそっくりに演奏できるぞ!」

 

と言ったそうです。

 

 

ただし、誤解しないでください。真似をするのは第一歩としては何よりも重要です。ここでは第二歩となるべきジャズ理論の混乱について憂いているのです。

 

7、まとめとしては

 

 

本来の理論がちょっと難しいからと言って発展性のないこじつけ理論に惑わされるのは将来性がありません。

 

ということで、しばらくスケールについての考え方について書いていこうかと思います。

 

 

今回は導入部になりますが、読んでいただいてありがとうございます。

 

また、ご意見がありましたら是非お願いいたします。

反映させていただきたいと思っております。

 

 

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